トンボが飛ぶ茶畑のお茶を届けたい 創業者 永田愛二郎

創業者 永田愛二郎

京都宇治の茶業が盛んな地域で生まれ育った愛二郎。昭和初期、わずか15歳から茶問屋に奉公し、やがて農林大臣賞受賞にいたるほど高い焙煎技術が評判の職人となりました。

やがて日本は高度成長期を迎えます。お茶の栽培も生産性を求めるあまり、大量の農薬を撒くことが当たり前になっていきました。虫がいなくなった茶畑を目の当たりにした愛二郎は深い疑問を抱きます。

  残留農薬の分析装置 トンボも生きられない茶畑のお茶を家族に飲ませることはできない

家族に飲ませたくないお茶を売るわけにはいかない。独立し、無農薬・化学肥料不使用の有機栽培に取り組むことを決意。雑草は生え、虫に食われ、収穫量は少ない。けれど、地道に雑草を抜き、堆肥を工夫しながら有機栽培を続けました。

  会長 永田幸吉

会長 永田幸吉

父親である愛二郎を手伝いながら、私、幸吉も有機栽培の道に邁進しました。やがて賛同する生産者もあらわれ、有機栽培茶が少しずつ認知されはじめました。

  会長 永田幸吉 社長 永田恭士

会長 永田幸吉 社長 永田恭士

生産者の思いを、確かな評価基準に

誇りをもって有機栽培に取り組む生産者を守るために、仲間と共に有機栽培の認定組織を立ち上げ、明確な評価基準を設けました。それが現在のJONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)へと発展することとなりました。
息子であり社長の恭士も、私と同じく愛二郎の思いを受け継いで有機栽培に携わっています。これからもトンボが飛ぶ茶畑を守り、大人もこどもも安心して飲めるおいしいお茶をお届けすることが、3代続く変わらぬ願いです。

有機茶ってどんなお茶?
安全でおいしいお茶を。私たちのこだわり。